"消え入りそうに、
言葉少なく、でも逃げることなく
スピーチをした学生を見て、
ある学生が、

「彼は血を流したな」

と言ったのが印象的だった。
強い人が嬉嬉として、何も持ち出さずできることが、
いまは弱い、未来に強くなる人には、
予想以上につらかったり、うまくできなかったりする。
人によっては血を流すような行為だったりする。
でも、そのことはちゃんと見る人にもわかるから、
逃げずに、ごまかさずに表現し終えたとき、
ささやかでも強い人にはできないメッセージになる。

その道の経験もなく、知識も、技術もとぼしく、
身を守るすべもないときに、
私たちは、赤子のように弱く、傷つきやすい。

傷ついたときに、
自分や人を裁かず、
逃げもせず、純粋につらがり、
ただじっと「つらさ」の闇に目をこらす、
いま弱くても、そういう品を持っていたいと私は思う。"

ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。

  1. rip-rabbits reblogged this from sixty-b
  2. sixty-b reblogged this from mizutamakillingme
  3. skycat-95 reblogged this from mizutamakillingme
  4. mizutamakillingme posted this